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手術翌日から退院まで

ICUには、手術当日を含めて2泊いたことになります。
ICUの面会時間はかなりキッチリ決められていて、待合室に集合して、みんなで入るって感じでした。
手術直後は、まだ麻酔がかなり効いていたのですが、翌日はだいぶつらかったらしく
「話すのつらい。ごめん、今日は帰って」と言われ、とりあえず退散。
次の日は、一般病棟に戻っていました。同じ部屋です。
同室の方から「よかったねー、がんばったねー」なんて言われてちょっと照れくさいですね。

まだ点滴や様々な管が繋がれています。
今まで、内視鏡の手術などは何度も経験しているので、ある程度は想定していましたが、今回はさすがに体を動かすのがツラいみたいです。
そう。割と楽な手術をたくさんやっていたせいで、想定内で理解できたことと、想定外で理解できないことが同時に起きていました。
例えば、立って歩くことは早めにやった方が良いのは知っていましたし、なによりもトイレには自分で行きたかったようです。
ですがさすがに内視鏡手術とはわけが違い、かなり大変な思いをして動いていました。
いや、結局は歩いているんですから、それには驚きましたけどね。
食事も、病室に来て3日目あたりかな?本当に水のような重湯とかがでました。なかなか完食にはならなかったようです。
幸い、合併症などもなく順調で、若干の炎症はあったものの傷の治りも早かったようです。
だけど、開腹部だけではなく、肋骨の下の当たりが痛かったようです。
これは、開腹時に広げておく器具が当たっていた場所らしいのですが、本人は肺とか胃が痛いのか?と心配だったようです。
で、この部分と開腹部の傷の痛みがあるので、真っ直ぐ寝られない状態が続きました。
リクライニング状態が一番楽な姿勢だったようです。
痛みが強い場合は、看護師を呼ぶことなくプッシュスイッチで痛み止めを注入できるようになっていました。

立って歩くにも、なかなか真っ直ぐな姿勢は難しく、それでも、病棟の廊下を2周もすれば、300m位は歩いたことになるのかな?
そんなことを午前と午後にはやっていたようです。

食事はなかなか完食にはなりませんでした。
個人差があるので、少なく配膳されるわけでは無いとは言われましたが、本人にしてみれば「食べられていない」という認識だったらしく、胃腸を取ったんだから仕方が無い、っていう感じにはならなかったようです。
痛みもなかなか引かず、トイレは下痢の回数が増え、今までの手術の感覚からすると、全く良くなっていない感じが続きます。
確かに、手術直後から比べたら、少しずつ変わってきてはいるのですが、全然許容範囲になりません。
不安にはなるのですが、退院まではどうなのかな?と考えるようにしていました。

12月に入って、手術から1週間が過ぎ、色々な管徐々にが抜かれます。
腸への直接の栄養投与が抜かれたのは嬉しかったですね。とりあえず、消化器官に大きな問題が無いということでしたから。
今まであった臓器が、ちょっとずつなくなっていて、場所もちょっと違って収まっているのは、おそらくリストラと配置換えされた部署みたいなものでしょうね。
小腸にしてみると、十二指腸はなくなっていて、突然胃からのものが送られてくるわけですから、異物として早く排出したいと思うわけです。
神経節の切除も影響していますが、この状態に胃腸が慣れるのは時間が掛かるだろうな、と思いました。

そんなことをしているうちに、2週間が過ぎシャワーも浴びられるようになっていました。
どうも全部脱いだつもりでも、帽子をかぶっていたことを忘れていたらしく、そのままシャワーを浴びたらしいです。
ちょっとしたトラブルも笑える状態にはなっていました。
病棟にクリスマスツリーが飾られたときは、勝手にサンタクロースになったつもりで、長靴のお菓子を飾っておきました。
もう、見つからないようにやっているので、不審者感満載です(笑)
(あとで、看護師長には伝えておきましたけどね)

全ての管が抜けて、点滴も殆どしなくなってきたあたりで、担当している医師の一人から
「退院はいつ頃にしますか?」と聞かれました。
いやいや、それって、僕らが決めて良いことなの?って思ったのですが、病院的にはあとは回復を見るになったと。
結局、その3日後、入院期間23日間で退院することになったのですが、
まだ真っ直ぐ寝られる状態ではないし、痛みは若干あるし、食事は通常の1/3なのに、退院?
本人は「え?ここまでしか治らないの?」と思ったそうです。

それは、かなりがっかりしたようです。
クリスマスには、チキンやケーキが食べられるかもしれないとか、正月には・・・とか考えていたようでしたから。
僕も、はじめて「え?こんな感じなの?」と考えながら表情には出さず、若干の後悔もあったのは事実です。

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コメント

Re: タイトルなし

ありがとうございます。

この記事は、12月中頃までのことですから、これから書いていきますがだいぶ元気になってきました。
昨日あたりは、うどんを1人前食べられるようになりました。

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プロフィール

FIT393

Author:FIT393
2014年の6月、妻が膵臓癌と診断されました。化学療法中に一旦はステージ4bの診断となりましたが、奇跡的に手術適応となり亜胃温存膵頭十二指腸切除をうけました
が、2017年8月再発が見つかり、2018年5月に3年11ヶ月の戦いは終結しました。
がんという病気が今までの印象と全く違っていたこと、医師との信頼関係など、当事者になって初めて知ったことを書いています。
全体の流れを見たい方は、カテゴリ「まずはじめに」をお読み下さい。

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