がん(膵臓癌)に出会って初めて判ったこと

家族がステージ4すい臓癌・手術不適から、手術にこぎつけた

どうやって治療方針を決めているか2

以前、治療方法の決定に関して、野球の話に例えた事がありました。
http://fit393.blog.fc2.com/blog-entry-22.html

「治療」という考え方をした場合に、どうしても「治るか、治らないか」だけで考えてしまって、100%の治療方法を求めてしまい混乱する、と。
で、一発逆転のホームランバッターではなくて、3割バッターを並べていくのが「がん治療」だということ。

そこで、じゃあ、標準治療以外を否定しているのか?といえば、そうではありません。
直前の記事にも「ハイパーサーミアは、先発メンバーでは無い」とは書きましたが、ベンチ入りや入団拒否では無いのです。
打順でいけば
1番 ジェムザール
2番 TS-1
3番 アブラキサン
4番 手術
5番 放射線
6番 FOLFIRINOX
7番 免疫療法
8番 重粒子線
9番 治療をしない
ってあたりかな?
ただ、この8番バッターには代打を送る可能性が高いです。それがハイパーサーミアかな?
もっとわかりにくくなっちゃったでしょうかね?(^^;

治療効果がありそうなものを片っ端から試していく・・・
これ、出来そうで出来ないと思うんですよね。
例えば、GEM+アブラキサン+TS1なんてできないし、そういう意味では、治療の優先順位を何を根拠に考えるのか?だとおもうんですよ。

ただし、今の標準治療の効果については、大雑把に日本人という括りしか無いわけで、それは個人で言った場合にどれだけ適合するのかどうかはわからないのです。
逆に言えば、余り効かないと言われている治療も、個人で言った場合に劇的に効く可能性を否定できないのです。
上記野球で例えると、普段は全く打てないのに、ランナーが居て、相手投手が左投げだと異常に強い・・・みたいな(笑)

さて、ここで、じゃあ「劇的に効く可能性が高いのはどれ?」「それからやってみましょう」となった場合に、何を根拠に選びますか?というのが問題なのです。
結局は、多数の人に効果があった物を選択するのが、確率を上げるのは当然でしょう。
そうすると、結果的に、エビデンス重視で保険診療の治療から選んでいくことになってしまうわけです。

そう考えたときに、標準治療というのは、言葉の印象とは全く違った判断基準として見ることが出来るのではないか?と思うんですよね。

ただ、費用負担のことを考えた場合に、標準治療で手を尽くしたときに限って、その他の治療を保険診療で選べるようになるとうれしいですね。
膵臓癌の治療方法は、そんなに多くありませんから。
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  1. 2017/11/17(金) 23:19:48|
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