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がん(膵臓癌)に出会って初めて判ったこと

家族がステージ4すい臓癌・手術不適から、手術にこぎつけた

どうやって治療方針を決めているか

放射線の担当医(准教授です)から言われた言葉を思い出します。
科の初診日だったのですが、肝胆膵外科(主治医)からの紹介状を見ながら
「これだけ長く治療を続けられていらっしゃるのは、めずらしい・・・いや、頑張ってられますね」と。
これ本当にそうだと思います。
膵臓癌で初期に発見されないでしまい、すぐに手術をしなかった(あるいは出来なかった)場合は、あまり長く治療は出来ないことが多いですからね。
紹介状の治療歴部分には、別紙が張られていて、そこまで治療歴が多い人は珍しいんだと思います。

色々な幸運も重なっているのだと思うのですが、じゃあ、どうやって治療方法を決めたのか?
これ、たまに聞かれることがあります。

治る治療と、治らない治療、って分けるのは乱暴だと思っているんです。
だから、効きそうな治療と、効かなそうな治療に分けています。
そして、タイミング。
タイミングを決めるのは病状や体調、時間とお金、様々な要因があります。
また、効いていた治療が効かなくなってくるタイミングも有り、そしてしばらく期間を空けると再び効く場合もある。

こうやって、場面毎の役割を考えておくことにしました。

例えば、今の段階では、積極的な手術は考えられませんが、では化学療法をどう選ぶのか?
代替医療をどう考えるのか?
TS-1単体、GEM単体は、再発時にやっていた治療だから現在でよく効くとは思えません。
全身療法として、GEM+アブラキサン またはFOLFIRNOX ですが、局所再発で転移が見られないので、放射線。
全身療法は転移があってからに残しておきこうと思いました。
先に使っちゃうと、転移してから放射線って効率が悪くなりますからね。

じゃ、その他はどうか?
先進医療、例えば陽子線や重粒子線、これはお金がかかりすぎるのもあるんですが、治療中の条件が割と厳しいんですよね。
保険で出来る治療を先発にしたい。

じゃあ、ハイパーサーミアは?
これはちょっとだけ悩んだんです。保険適用ですからね。
だけど、気になる情報がありました。
現在通院している病院では、以前は温熱療法をやっていた。。。。そう、「以前は」です。
なぜやめたのか?
理由は2つの可能性があります。
1つは、効かないから。もう1つは、病院的に金銭面とか人事面とかそういうことでやれなくなったから。
この2つめの理由は、ありそうな理由ですが、よくよく考えるとおかしな事に気がつきます。
地元でも、個人病院で、ハイパーサーミアをやっている病院があるからです。
そこだって、自由診療でやっているわけではありません。保険診療です。
つまり病院的には殆ど利益が変わらないはずなんですよ。
大きな病院で個人病院で出来る利益ではやれない、っていうことはちょっと考えにくい。
ということは、効かない・・・あるいは、効きにくい、と判断したのだろうなと。

だから、放射線科の准教授に率直に聞いてみました。
(そういえば、放射線科の医師も主治医も、重粒子線や陽子線での治療は考えていますか?と聞いてきました)

「先生、ハイパーサーミアを検討しています。保険診療だということと、他の保険診療が組み合わせられることが理由です。なので、ハイパーサーミアだけを地元の別の病院で受けようと考えました。ただ、決断していないのには理由があります。この病院でも以前はハイパーサーミアをやっていましたよね?だけど、現在はやっていませんよね?どういう理由なのでしょうか?また、先生はハイパーサーミアについてどの様にお考えですか?」と。

詳細は省略しますが、あまり効果が出ていないようだ、と判断したからだそうです。
患部の温度測定が難しいこと(42度になっていなければ効果は無い)が一番の原因だそうですが、
端的に、当時の担当医が「あまり効果が無いと感じる」と答えたそうです。

ウチの場合は、体の中心部だし、血管にまとわりつく腫瘍だから、効果は薄いだろうなと思っていました。
これで、ウチの打線(笑)を考える上で、ハイパーサーミアが先発メンバーからは外れたのでした。

長くなったので、一旦ここまで・・・つづく・・・

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  1. 2017/11/17(金) 15:12:18|
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