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がん(膵臓癌)に出会って初めて判ったこと

家族がステージ4すい臓癌・手術不適から、手術にこぎつけた

手術をするか?

5回目の洗浄細胞診を終えて、体の状態はこんな感じです。
ちょっとおさらい。

大元は、膵頭部癌、胆嚢炎
一旦は、洗浄細胞診陽性、腹膜播種発症、卵巣癌というところ。これはステージで言うと4bです。
それが今は、洗浄細胞診陰性、腹膜播種なし、卵巣癌なし。腫瘍の血管巻き込みが1/2以下。
これはステージで言うと3ということです。
これで、術前化学療法も2年ほどという非常に珍しい経緯の手術適応の患者ということになりました。

主治医と、これからの治療について相談しました。
提案された方法は4つ(!)

1・手術をする
2・抗癌剤治療を続け、再度洗浄細胞診をする
3・抗癌剤治療を継続する
4・なにもしない

いやぁ、もうきっちりしています(笑)
完全にこの病院で出来る全部の方法ですから

そして、それぞれのリスクとゲインを説明されました。
1の手術は、当然更なる延命(根治では無く、延命と説明書に書かれていました)を目指すには不可欠ですが、当然術中の死亡率(全体の3%)と50%ぐらいの合併症の可能性があること。開腹してみて、様々な要因から切除できない場合があること。
2と3は、抗癌剤がどこまで効果継続するか、と言う問題があります。ただし、現在の体調を維持できるのでそこに満足するかどうか?そして、1の手術のリスクを回避は出来るわけです。
2の洗浄細胞診を再度行うメリットは、検査の確度が上がるというものです。術前化学療法の期間が短い場合などは意味があるでしょうね。
で、4については、それこそ治療という意味では、全く考慮できないものです。
ですが、もう手術も検査も抗癌剤の副作用もいやだ、っていうことは有り得るでしょうね。

さて、どうするか・・・
僕としては、何の迷いもありませんでした。
まぁ「手術して、更なる延命」という言い回しとか、気になるところはたくさんあったのですが(いや、非常に正確な言い回しとも言えます)、手術をしないなんてことは、あり得ない選択でした。

ですが、本人の気持ちはちょっと違っていました。
「せっかくここまで来たのだから、完全になったところで手術したい」と。
つまり、2か、3のあとに1の手術をしたいというものでした。
おそらく、せっかく開腹しても切除できない場合があることや、術後の生活、そもそも手術への恐怖、それらも一緒になった気持ちだと思います。

医師にしても、「その時の結果」というのは、その時であって今ではない、と考えるなら、確度を上げるという考え方もわからないではない、との意見です。
さて、どうする・・・・

結果的には、手術のスケジュールを今から入れたとしても、1ヶ月以上先になりそうだから、それなら2ヶ月ほど抗癌剤をやって、CTと血液検査で問題なければ手術をするという、選択肢の折衷案にまとまったわけです。

本人の恐怖は並大抵では無いと思います。
もしこれが、実生活で苦労しているのなら、「早く手術して」という気持ちも分かりますが、少なからず抗癌剤の副作用はあっても、そこそこ普通に生活はしていたのですから、新たな環境は全く予想できません。

が、ただし、僕はこう話したのを覚えています。
「術中死亡率などは、全国的な平均でしょうから、この病院ではもっと下だというのは理解しています。全くゼロに出来ないのは当然です。合併症が、どうしてもその確率が高いのはテクニックだけでどうにかなるものではないのも理解しています。ただ、この病院だったらその事後に当たるのも、各科のエキスパートがいるわけですし、その連携が良く取れているのも知っていますから、その意味では安心しています」と。
そして、
「先生、それでも、開腹中や様々な場面で、予想外の場面、または判断に迷う場面があると思います。その時は、僕らに説明しなくとも、その場でチャレンジングな方を選択して下さい。ギャンブルではないのはよくわかっていますし、先生達の判断基準は知っているつもりですから」と。

先生からは
「まぁ、5回の検査はだいぶチャレンジングですが」と笑われましたが、僕らにしてみれば必然の流れです。
だから「それは、感謝しています。千載一遇のチャンスだと思っていますから、念のためですよ~」とお互いに笑いました。

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テーマ: - ジャンル:心と身体

  1. 2016/11/07(月) 15:40:36|
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