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がん(膵臓癌)に出会って初めて判ったこと

家族がステージ4すい臓癌・手術不適から、手術にこぎつけた

1回目の洗浄細胞診

たくさん書いてきましたが、まだ病気発覚から1ヶ月分になっていません(^^;
時系列はここ。
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やっと、2014年の8月の話になります。

先生とちょっとやり合ってしまった直後でしたが、お互いに良い関係になりつつある・・・
そんな3回目の入院が、洗浄細胞診のためのものでした。

ちょっとおさらいしますと、
洗浄細胞診と腹腔内観察を行います。
これは、おなかの中に生理食塩水を入れ、それを取り出し、がん細胞が浮遊しているかどうかを確認する検査。
そして、内視鏡によって、腹膜播種(がんが腸の外側や腹膜などに散らばって小さな塊を形成)になっていないかを確認します。
これらが、プラス、つまり浮遊がん細胞がある、腹膜播種がある、となると、転移の可能性が高い(腹膜播種はそれ自体を転移とみています)ので手術の適用外になってしまう、というものです。
まぁ、控えめに言っても、ステージ4ってことです。

結果から言うと、この1回目の検査では、腹膜播種はなかったのですが、洗浄細胞診はプラスとなってしまいました。
つまり、腹膜播種や転移になる原因がある、ということです。
この結果を聞いたときですら、僕は楽観視したかったようで、先生に
「これは、点数で言うと70点位って事でしょうか?」なんて聞いています。
もちろん、先生はそれには答えず、
「点数で言うことは出来ないけれども、この状態で手術することは出来ない」と言われました。

だけど、まだこの時点では、そう遠くない時期に、手術に行ける?と思っていたような気もします。
実際は大変でしたけどね。

主治医から改めて検査結果が伝えられ、一つの治療方法が提案されました。
それが、パクリタキセル腹腔内投与臨床試験でした。
詳しい話は翌日に担当医から説明する、とのことでした。

簡単に言うと、血管から点滴を使った抗癌剤投与をするのでは無く、腹腔内、つまりおなかの中に直接抗癌剤を投与する治療。
これだと、全身投与となってしまう抗癌剤の副作用が若干軽くてすみ、さらに濃度の高い抗癌剤を局部的に投与できる可能性がある、と。
もちろん、通常の抗癌剤の選択もあるし、積極的な治療をしないという選択肢もある、と。

この治療方法は、特に胃がんの腹膜播種に対しては、保険承認が下りている治療方法でした。
方法と薬剤は同じ、だけど治療する病気が違う。
こうなると、途端に保険診療じゃなくなるわけです。
これが、ちょっと前のエントリーで書いた「保険適応の薬でも、病状によっては自由診療となってしまう」というものでした。

理屈から言ったら、非常に単純明快。
血管から、患部へ抗癌剤を届けるために、全身を回っている血液を利用する(いわゆる点滴)と、全身に対しての(正常細胞に対しての)副作用と、濃度のバランスで、どうしても強い治療が出来ない。だから、直接患部に抗癌剤を振り掛けようとするわけです。それが、胃がん前提であれば保険診療。
膵臓がんでは治療成績がないために、まだ保険診療になっていない。
だから、臨床試験という形でデータを取る。
これ、理屈は判りやすいですよね?

臨床試験だと保険診療になっていないけど、自由診療の金額を払う必要はありません。
これ、断る理由が見つからなかったんですよね。

体に、ポートという注射の入り口のようなものを埋め込みます。その先にチューブがあって幹部の近くに導かれています。
ポートから外部点滴をすると、薬剤が幹部の近くに流れる、と言う仕組み。
ただ、ポート設置の外科手術が必要ですけどね。

それよりも、臨床試験というイメージ。
友人とかの昔の話の「人体実験」という言葉。
これも、かなり誤解されて伝わっていたんだろうな、と。
例えば「試験的な治療ですが、新しい治療方法がありますよ。受けてみませんか?」とだけ説明されたとすると、かなりの高確率で誤解しますよね?

だから、医師との相互信頼関係が必要なんです。
説明して理解できる患者・家族だ、ということを、医師に認識してもらっておく。
一番大事な部分のような気がします。

で、やるとすれば、設置手術が必要とのことで、担当医から翌日説明を受けることになりました。
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  1. 2014/08/15(金) 01:55:21|
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