FC2ブログ

がん(膵臓癌)に出会って初めて判ったこと

家族がステージ4すい臓癌・手術不適から、手術にこぎつけた

ステントの交換

最初の自覚症状、胆嚢炎が起きた理由は、膵臓の頭部といわれている側・・・つまり、胆管側に腫瘍が出来たために、胆管を押してしまって塞いでいたからでした。
これがなかったら、膵臓癌に気がつかないでしまうこともあるようですね。
もうちょっと早く気がつきたかったというのが本音ですが。

胆管が詰まった状態になり、脂肪の消化が上手く出来ないことと、胆嚢の炎症が出来てしまった。
ですから、最初の治療は胆管へのシリコンチューブの挿管でした。
これによって、胆汁を十二指腸に流すのです。

この最初の処置の時に、2つの方法を提示されました。
ひとつは、管を鼻から通して胆汁を体外に出して、袋にため込み、胆嚢炎が治まるまでそれを飲む。
もうひとつは、上記のステント挿管でした。
管を鼻から入れる方法では、体内に異物を入れておくことはなく、またステントが詰まる心配も無いと言うこと。
ステントは、詰まる心配はあるけれども、見た目は全く楽。
ただし、胆嚢炎で溜まった胆汁は一時的に消化器官に入るということと、稀にステント側から胆嚢へ十二指腸のものが逆流するということ。

当時の先生は「鼻から管を入れても大したこと無いですよ」なんて言っていましたが、ステントの方法を選択しました。
というのは、膵臓の手術が早く出来るのであれば、それもありですが、その段階ではまだ治療方法が確定していなかったからです。
もしかすると、手術までの化学療法が長くかかるかも知れない・・・と。
もっとも、この時点で、そんなことを考えたくもありませんでしたが(現実にはそうなりましたが)
本人が、お店に出て接客しなければいけないとすると、いくらなんでも鼻から管を通しているわけにはいかない、と。

シリコンチューブのステントは、大体長くても1年ぐらいしか持たないと言われていました。
そして、実際に、1年ほどで詰まってしまったのです。
再び、動物性油脂での胆嚢の痛みが出てきました。
というわけで、胆嚢炎を鎮めて、ステントの交換が必要になったわけです。
今度は、胆嚢の炎症も強く出ていたので、まずは、鼻から管を入れて胆汁の排出をすることになりました。
僕らとしては「あー、あの時言っていた方法ね」ぐらいに思っていたのですが、これが思いのほか快適では無かったです。
鼻から通していた管は、そんなに柔らかいものではなく、いつも鼻の奥から喉にかけて何かが触っている不快感があったようです。
そして、廃液のバッグも煩わしい。腰からぶら下げられるように巾着袋と、ベルトに掛けるフックを買ってきましたが、なかなか面倒でしたね。
これが長期間続くのは、ちょっとしんどいことだったろうな・・・と、あらためて思いました。

炎症が引いてから、新しいステントへの入れ変えになりました。
今度は金属製のステントで、アミのように作られていて、体内で徐々に広がっていくものでした。
広がるまでに2~3日かかると言うことでしたが、完全に広がるまでやはり3日かかりました。
この金属メッシュのステントも、長期間大丈夫なものではなく、管のほうがメッシュを取り込むというか、食い込むというか、そんな感じで最終的には詰まってしまうらしいです。
まぁ、僕らは、それまでに膵臓ガン摘出が出来ればいいな、と。
もしそれが間に合わないときは、いっそのこと、胆嚢を取ってしまいましょう、と。

痛みは無くなりましたが、胆嚢の機能としては、だいぶ衰えてしまっていたようで、動物性の油は苦手になってしまいました。
激痛は無いのですがね。
19日間の入院でしたが、鼻に管を入れているうちは、ただ安静にしてれば良いだけだったので、結構退屈していたようです。
外泊もしたし。まぁ、だいぶ冒険かも知れませんが・・・(^^;

テーマ:入院&通院 - ジャンル:心と身体

  1. 2015/10/02(金) 23:23:43|
  2. 過去記事
  3. | コメント:2

FC2Ad