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がん(膵臓癌)に出会って初めて判ったこと

家族がステージ4すい臓癌・手術不適から、手術にこぎつけた

膵臓癌に対しての心構え

また1ヶ月経ってしまって広告配信になっちゃったので・・・・

先月、隣の県で開催された市民講座「膵がんを知ろう!」に行ってきました。
理由は2つありました。1つは、僕らの治療選択の答え合わせ。
もうひとつの方が大きい理由だったのですが、講師が通っていた病院の肝胆膵の教授と、最初に見てもらった病院からお世話になった先生だったからです。

最初に見てもらった先生・・・これちょっとややこしいんだけど、
http://fit393.blog.fc2.com/blog-entry-18.html
この時の先生です。この先生に出会わなければ、長く治療を続ける気になったかどうか・・・

で、内容については、非常に判りやすく、膵臓癌の基本的なことは全て理解できる内容でした。

それと、昨日だったかな?NHKの番組でも膵臓癌について解説していました。
https://www.nhk.or.jp/kenko/disease-375/
(あ、ここにもその教授が出ている)
これも、膵臓癌について、非常に判りやすい番組でした。

が・・・・・
これでいいのかな?とも思っちゃったんです。

膵臓癌を知っているということと、病気に臨む患者・家族の立ち位置ってちょっと違うと思うんですよ。
例えば、両方とも治療に関しては「手術できる場合」と「手術できない場合」について解説しています。
が、「なぜ手術が出来ないのか?」ということは、詳しく解説されていません。

僕らも最初は、技術的に困難なのか?とか、上手な先生だったら切れるんじゃないか?とか思っていましたから。
全く違う理屈なんですけどね。
そうすると、この誤解がある場合には、抗癌剤治療をやって手術を目指した場合に「小さくなってくれれば手術できる」と思ってしまう。
もっとたくさんの理屈があるわけです。
過去記事にたくさん書いてますが、
・(当然)技術的に切除可能なのかどうか?
・技術的に可能だとして、転移の可能性は低く抑えられるのか?
・転移とはどういう意味なのか?
・体力的に手術・術後を乗り越えられるのか?
・体力回復が遅い場合、術後化学療法ができるのか?
・再発の可能性がある場合、それまでに他の治療が出来る程の体力回復が望めるのか?
これら全てのことをクリアして、はじめて手術に臨むわけです。

また、残念ながら、完治を望めない場合に、どのようにして余命を寿命に近づけるのか?
といった心構えについては、その目標自体は隠されてしまいがちです。

そして、こうやって書いてみると、これは膵臓癌だけではなく全ての癌、難病の治療への心構えのようにも思えます。
病気の知識があっても、いざ当事者になったときの対処方法は、殆ど知られていません。
だから、当事者やその家族は、自分たちがそうであったように他人に癌のことを話さなくなってしまいます。
孤立していくんです。
ここをどうやったらサポートしていけるのか?

ただ、これだけは言えます。
今すぐ完治しなくとも、とにかく長く健康体で生きることに努力しましょう。
現在医学の進歩のスピードは凄まじいです。

僕らは、遺伝子検査を出来なかったことは残念ですが、アブラキサンが承認されたことによって劇的に良い方向に向かいました。
僕らが残念がっているのと同じように、この薬が承認される前に亡くなった方は残念に思っているでしょう。
だから、治療の最大のコツは、まずは体力を付けて長く生きることです。

テーマ: - ジャンル:心と身体

  1. 2018/08/17(金) 11:48:11|
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間に合うかな?

https://www.nhk.or.jp/gendai/schedule/

“最先端”がん治療トラブル

後で感想書いてみます
  1. 2018/06/05(火) 20:48:38|
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がんの治療は、思想や信仰に似ている

明日、定期の外来日です。
TS-1はお休みさせてあげたいな、っていうのが正直なところです。
気分的に優れないのもあるのですが、さらに食後の胃の痛みによって、食事があまり取れなくて体重減少と体力低下が続いているからです。さらに気分が落ち込みます。悪循環です。
だけど、本人にとっては(もちろん、家族にとっても)「仕方が無いから抗癌剤を休む」ということはしたくないというジレンマもあるんですよね。
勝手な希望で言えば、信頼している今の主治医に「じゃあ、7ヶ月もTS-1やったから、1ヶ月ぐらい休んでみましょうか?大丈夫ですよ」って言ってもらいたいんですよね。
もっといえば、検査の結果も「どこも異常ないですよ。頑張りましたね」って言ってもらいたいんです。
こればかりは、僕が言えるものじゃないですからね。

さて、タイトルの件です。
未だに「抗癌剤の是非」というのは、よく話題になる部分ですね。がんもどきの話とか。
治療方法に明確な決定打が無い現代では、「これが正しい」というものはないでしょう。
ただ、その「話題」のなかで、明確に「いやいや、それは間違ってるだろ」っていうのもあります。

それは、
「抗癌剤は、毒であり、それでも治療に使用されているのは、利権が絡んでいるからである」
というもの。

毒という定義は、量によります。塩ですら、摂取量が多量でも、過少でも死に至ります。
何が明確に間違っているのか?
「利権が絡んでいるから使い続ける」という部分です。
なぜか?

この定義だと「毒だとは判っていて、むしろ生存率やQOLを下げることは判っているんだけど、莫大な利益が上がるから使われている」ということになります。
これ、おかしいでしょ?
生存率やQOLを下げる(だけ)ものだとすれば、その薬を使うことによって、患者の状態を悪くしてしまって、薬を(実質)使う期間を短くしてしまっています。
ということは、利益誘導から考えれば、何の効果も無い「水」などを成分にした方が原価は低いし、使われる期間は長いし・・・
僕が製薬会社の社長だったら、そのように考えます。

確かに、抗癌剤の使い方は単に「標準量で強ければ強い方が良い」というわけではありません。
命を縮めてがんをやっつけようとするのは、本末転倒です。
そこを理解して運用してくれる病院、医師と出会えることが大事でしょう。

そして、抗癌剤だけで完治することは無いかも知れない。だけど、それと、人間らしく長く生きる、ということは別の到達点です。
そう考えると、今のがん治療は、思想や信仰に似ているな、と思うんですね。
だから、これも、僕の思想と信仰でしかありません。

テーマ: - ジャンル:心と身体

  1. 2017/07/20(木) 09:42:29|
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便利だったもの7(アロパノール)

タイトル的には過去形になっていますが、これは、病気のずいぶん前から現在でもお世話になっている薬です。



アロパノール
画像は、錠剤ですが、顆粒タイプとドリンクタイプも販売されています。
簡単に言えば、精神安定剤。
ちょっと気持ちがふさぎ込んでいたり、不安があったり、イライラしたり。
これを軽減させてくれます。
かといって、眠くなるわけではありませんから、安心です。

患者として使うのはちょっとどうなのか判りませんが・・・
だけど、家族としての心の負担はどうしても避けられません。
病気の治療で一番大事なことは、ポジティブに生活すること。これに尽きます。
本人の気の持ちようも大事なんですが、
最大の理解者の家族が不安そうにしていると、患者の方が心配させまいとして頑張っちゃったりします。
これは大変なんです。
だから、家族もできるだけポジティブでいた方が良いと思いますよ。

テーマ:健康で元気に暮らすために - ジャンル:心と身体

  1. 2017/03/22(水) 20:51:31|
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健康保険って過小評価されている

http://jisin.jp/serial/%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%A1/interview/27756
こういう記事を読むと、保険って誤解されるんだろうな・・・って思うんですよ。

いや、生稲さんも大変だっただろうし、ガン保険も大事なんですよ。
だけど、ここには、こう書かれている。

「最初の1〜2年は入院・手術が続いたので医療費も領収書が分厚い束になるくらい高額になってしまって……。でも、入院費用、手術費用、放射線治療費など、すべて保障されたので、すごく助かりました。 ~

前後には、ガン保険は高いと思っていた。だけど、広い範囲で保証されていて助かったと。

で、僕なんかも最初はこういう記事を読んで、こう考えちゃったんですよ。
「あー、がんになったら、いくら健康保険で7割負担してもらったとしても、大金が飛んでいくんだろうな」と。
実際は違います。
健康保険には、高額療養費支給の制度があるので、最初の3ヶ月はおおよそ9万円まで。4ヶ月目からはおおよそ4万5千円。
よほど複雑な受診をしていなければ、大抵これで保険診療は受けられます。
領収書が分厚くなるぐらいの高額にはなりません。
あ、もちろん、このペースで1年続くと、9万×3+4.5万×9 で、1年で68万ぐらいの支出にはなるんですけどね。

これ、本当に3割負担だったら、とんでもない金額になっちゃうんです。
例えば、ウチの場合、1年に、4回ぐらいの入院と3回の手術、外来化学療法が30回ぐらいありました。
これ3割負担にしちゃうと、250万ぐらいになっちゃうんです。
だけど68万で済んでいます。

例えば、外来でGEM+アブラキサンを受けた場合、手元の領収書からは、医療費は18万ほど。
3割だと、6万ぐらい。
これを月に3回、プラス調剤が1.6万。
単純な計算だと、19.6万。
だけどもうすでに、4ヶ月目以降になっていたので、4.4万ほどが実質の支払いでした。


250万/年を生命保険やがん保険で賄おうとすると、すごく大変な金額(月額掛け金)になります。
68万/年に対してだったら、かなり現実的な金額になるはずです。
この部分を保険会社はあまり語ろうとしません。
68万位の診療を余裕を持って受けようとした場合、たぶん、特約付けても8千円/月ぐらいでなんとかなるはずです。
だけど、これが250万をなんとかしようとすると、2万5千円/月を超える場合があります。

そうすると、どうなるか・・・・
思考停止に陥るか、高額な保険料にガッカリして、検討しなくなっちゃうんですね。

もし、不安を煽って加入させようとする保険会社の魂胆だとすれば(いや、これは生稲さんの記事を言っているのでは無く、全般の話です)、逆に加入検討者は引いちゃうだけのような気がします。

あ、逆説的になってしまいましたが、健康保険ってすごい威力がありますよ。(^^;

テーマ:医療・病気・治療 - ジャンル:心と身体

  1. 2017/02/22(水) 11:17:48|
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